年間150万円貯めるために必要なこと 実際に10数年で2000万円を貯めた経験談(その2)

節約
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前回の記事では「実家暮らしが最強」という所で長文を書きすぎて少し中途半端な所で終わってしまったので、この記事では補足&より踏み込んだ節約テクニックについてご紹介します。

(前回の記事はこちら)

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パートナー選びは慎重に!「奢りが当たり前」という価値観を持つ異性とは絶対に付き合わない

異性との付き合い方は貯金の成功率に大きく関係するのですが、「今から使える貯金テクニック」というような話題ではほとんど出てきません。

私個人としては、ココがしっかりしていないと「せっかく貯めたお金が一瞬で消える」という事にもなりかねないため、警鐘を鳴らす意味で書いておきます。

<貯金をしたい人が、付き合ってはいけない人の特徴5選>

  1. 「奢る」又は「奢られる」事が当たり前になっている人
  2. 依存性が強い人(週に2回以上会うことを強制してくる人)
  3. 「お洒落」や「見栄え」にばかり大金を使う人
  4. 給料をその月に全て使ってしまう人(貯金ゼロ)
  5. とにかく「結婚したい」とばかり言う人

※貯金関係なしにアウトな要素は省いています。(暴力やギャンブルなど)

私はあまり女性経験が派手な方ではありませんが、それでも「この女性とは一緒になったらマズイだろうな」と思った事が何度もあります。

一つ一つを説明していくと長くなるので、要点だけを書きます。

上記の5つの内、どれか一つでも満たしている異性は「貴方のことを真剣に考えていない」可能性が高く、深みにハマる前に抜け出すことをオススメします。

奢る人
奢る人

いやいや、女性は「奢ってくれる男性」が好きでしょ?だから俺は、好きな女性には常に奢るようにしているし、彼女も喜んでくれるよ?

くまさん
くまさん

残念だけど、典型的な「間違った常識に染まっている」状態だね。

彼女は貴方が「奢ってくれる人だから好き」というだけで、貴方自身の事は見ていないんだよ。

上記の5つはバラバラな要素に見えて、全てに共通する事項があるのですが、それは「相手が考えているのは貴方の事ではなく、自分の事だけ」という点です。

経験談として、上記の1〜5のほとんどが当てはまる女性とお付き合いをした事があります。

彼女は見目麗しい女性ではありましたが、毎月の交際費は「少ない月でも」5万円以上かかりました(当然、多い時は二桁です)。会いたいと言われれば会いに行き、その都度デート代は私持ち。お洒落や美容にお金をかけていたのか、そもそもお金を持っていない人でした。

結局、お付き合いは半年ほどで終わりましたが、あれが今でも続いていたら、間違いなく私の資産は大きく減っていたと思います。

彼女と続かなかった理由は色々ありますが、私が交際費を抑えようとした事も一因だったかと思います。恐らく彼女は、私とこれ以上付合っても「自分の得にはならない」と踏んだのでしょう。

単に相性が悪かったという見方もできますが、「パートナーの財産を自分の欲望のままに消費する」ことに「罪悪感が抱かない」というのは、とどのつまり「貴方の事に興味がない」と言い換えても過言ではないと思うのです。

好きになってしまったら仕方がないとは思いますが、こういった事実に気付けば100年の恋も冷めるというもの。苦労して築き上げた貴方の財産を、簡単に崩されないように気を付けて下さい。

「広告宣伝費」がたくさん乗っている商品を買わないようにしよう

世の中には「広告宣伝費」で価格が膨れ上がっている商品がたくさん存在しています。以下にその例を挙げてみましょう。

  • 高級なお酒
  • 高級なレストラン
  • ブランド物のファッション
  • 高級車
  • 高級な旅行プラン

以前の記事で書いた「価値のないものは買わない」という考え方の延長線上にある問題ですが、価値だけを争点にすると「俺にとって500万円の車には価値があるんだ!」という人も出てくるでしょう。

大事なことは、今あなたの目の前にある、あなたが価値が高いと思う高級品について「その価値がどのように生まれているか」を考えるクセをつけてほしい、という事です。

具体例として、1台500万円以上する高級車の価値を考えてみます。(私は車に詳しくないので、下記は妄想を多分に含みますが、ご容赦ください)

  • スピードが出る(馬力がある)
  • 乗り心地が良い
  • デザインがカッコイイ
  • 高級車って何かカッコイイ(ブランド力)
  • 高級車に乗っているという優越感

上記は私が高級車に乗っている同期を見て「いいなぁ〜(遠い目)」と感じてしまうポイントです。実際に乗ったら分かりますが、そりゃもう、マイカーとは全然違う訳で・・・

くまさん
くまさん

お金が死ぬほどあったら、くまさんだって乗ってみたいよ!

ただし、上記のようなポイントに「価値が発生している理由」を考えてみると、「値段ほどの価値はないよなぁ」という事実に気がつきます。上記の高級車の価値について、一つ一つ反論を出していきましょう。

  • デザインの価値は一過性のものに過ぎない(目新しい物は良く見えるが、いずれは飽きる)
  • 制限速度を超えるスピードがいくら出ても意味がない
  • 乗り心地の多少の良し悪しは慣れで解決する
  • ブランドは分かる人にしか分からない
  • 高級車に乗っているという事実がマイナスに働く事もある

いかがでしょうか。冷静に考えると、いくらでもイチャモンをつけることが出来ますね。これを「大きな価値がある」と信じて疑わない人がたくさんいる訳ですが、何故なのでしょうか。

それは「売り手による巧みな宣伝活動」の結果です。

TV番組・CM・雑誌など、高級車を取り扱うメディアでは基本的に「高級車の良いところ」だけが取り上げられます。そういった情報に触れていると、無意識的に「高級車って良いんだな」という価値観が刷り込まれます。

その裏では、メディアがスポンサーから広告宣伝費としてお金をもらっていますから、「高級車の悪いところ」については一切触れられません。そして、その「広告宣伝費」は最終的に私達が高級車を買う時に「原価」として上乗せされています。

結論として、いわゆる「高級な商品」というのは、大小はあれど広告宣伝費が少なくない割合で乗っていると考えて下さい。

くまさん
くまさん

ここでは話を分かりやすくするために「広告宣伝費」だけに絞って書いたけど、実際には「(無駄な)人件費」や「中間マージン」といった要素も高級品を形作る土台になっている事が多いよ。

商品の性能やデザインに大差がないのに、価格に数倍の差があるという時点で、こういった「価値以外の原価」が隠れていると思うクセをつけようね。

「飲む・打つ・買う」の誘惑に抗う方法はたった一つ。「お金のかからない娯楽」を「日常にする」だけ

今の若い人に「飲む・打つ・買う」と言っても「は?」という反応が返ってくる事が多いので、一応説明しておきましょう。

  • 飲む ⇨ お酒とタバコを「飲む」
  • 打つ ⇨ 博打を「打つ」
  • 買う ⇨ 性風俗店などでお金を払って快楽を「買う」

今時、これで給料を全額溶かしてしまう(借金までしてしまう)人は稀でしょうが、逆に「全くやらない人も珍しい」のではないかと思います。

しかし、「貯金をしたいと思っている人」は、最低でも「打つ・買うは一切やらないこと」が大前提になります。(本当は「飲む」も入れたい所ですが、ストレス解消法としてはコスパが悪くないので省きます)

そうは言っても、ギャンブルは中毒性がありますし、性欲だって完全に抑え込む事は困難ですよね。ここでは、病院に行かないと治らないレベルの依存症の人を除き「たまに打ったり買ったりしちゃう」という人にオススメの対処法をお教えします。

それは「お金のかからない娯楽をたくさん見つけて、それを日常にしてしまう」ことです。

以下は、私もやっているお金のかからない娯楽の一例です。

  • 基本無料で読める漫画アプリ
  • 「YOUTUBE」や「ニコニコ動画」などの基本無料の動画サイト
  • 「アマゾンプライム」や「NETFLIX」などの動画見放題サービス
  • ウォーキング(散歩)
  • 一人カラオケ

こういったお金のかからない娯楽を「日常にする」ことで、いざ衝動的に「打つ・買う」をしようと思った時に「強力なブレーキ」として機能します。

「打つ・買う」は一回で2万円以上かかることもザラで、数時間で終わってしまう上、よほど運が良くない限り「快楽<<<後悔」という図式で終わります。

対して、お金のかからない娯楽は快楽の最大値は控えめですが、基本的には「快楽」だけが残ります。これが「当たり前」になってくると、「打つ・買う」にお金を使うのがバカバカしくなる訳です。

くまさん
くまさん

これまで「打つ・買う」をしてきた人に、いきなり一切止めなさいと言う話ではないよ。

少しずつでも良いから、「何かこれ、割に合わないなぁ」と思えるように自分を誘導してやれば、いつの間にかやらなくなっていると思うよ。

※ちなみに、私は「飲む」(奥さんと一緒に缶チューハイを飲む)以外は全くやりません。ただし「手を出しかけたこと」は何度もあります。その都度「いや、これに○万円使うくらいなら」と思いとどまってきたのですが、もし「何の比較対象もなかったら」今頃は「たまに打ったり買ったりしちゃう人」になっていたかもしれません。

支払いは出来る限りクレジットカードで行い、「マネーフォワード」を使って超簡単に家計簿を作ろう

マネーフォワード(現在はマネーフォワードME)というアプリをご存知ですか?これを使えば、クレジットカードの明細をアプリが読み込んで、さながら家計簿のように表示してくれます。(注意点として、クレジットカードはネット上で明細が見られるものでないといけません)

これを使えば、クレジットカードが持つリスク(使い過ぎ)を回避できる上に、最小限の手間で家計簿がつけられますので、「貯金をしたい人」にとってはマストアイテムとすら言えるでしょう。

私の場合、毎日車で往復2時間もかけて通勤しているため、ガソリンスタンドには週1で通っていますし、朝に弁当を作る暇もないので基本はコンビニ飯だったりと、支出の大部分がクレカ払いだったりします。

この状態でクレカとマネーフォワードを連携させると、家計簿をつけることなく「今月のガソリン代」や「今月の昼食代」といったものが分かるようになります。

これにより、私は下記の節約に成功しています。

  • ガソリン代が思ったより大きかった ⇨ 時速60km以上は出さない・長い坂道ではニュートラルにするなど、燃費向上策を実行(車内ではYOUTUBEを垂れ流しているので、多少の帰宅時間増加は気にしない)
  • コンビニでの出費がバカにならない事が分かった ⇨ 自宅から米だけでも持参する、冷凍食品のおかずをスーパーで買うなどの対応策を実行

ガソリン代は月に5000円以上、昼食代も同レベルで節約出来ましたので、これだけでも月1万円以上の節約に成功した事になります。

こういった節約は「実際に数字を見ないと分からない」事がほとんどですが、家計簿をつけるのは面倒ですから、なかなか表面には出てこないものです。

それが、家計簿をつける手間がなく、さらにクレカでポイントがつく(今だとキャッシュレス決済還元があるのでさらにお得)訳ですから、やっていない人は今すぐにでも始めたほうが良いです。

くまさん
くまさん

日常的に明細を家計簿として確認するようになるので、不正使用に気付かないといったリスクも回避できるよ。

(まとめ)今回はここまで!次回はより細かい節約術に踏み込みます

前回記事で書き残した事について、大部分がこれで書けたかな?と思います。今回の記事をまとめると、

  • 「自分の都合が最優先」な異性とは付合ってはいけない
  • 「広告宣伝費」がたくさん乗った商品は買わない
  • 「飲む・打つ・買う」から遠ざかるには「お金のかからない娯楽」を「日常にする」ことが効果的
  • クレカ払い&マネーフォワードの利用で手間なく家計簿を作り、見えにくい大きな支出を減らそう

という感じになります。個人的にはどれ一つ取っても「数万円以上の節約に繋がるテクニック」だと思っていますので、当てはまってしまっている方は是非、現状を改善して頂ければと思います。

まぁ、異性関係については感情も入るので、即座に実行できる人はいないかもしれませんが・・・(苦笑)

前回と今回とでは「本質的な節約に対する考え方」を書きましたが、次回以降はより踏み込んだ「具体的な節約術(100円を100回節約する)」をご紹介していきたいと思います。

実を言うと、私はセミリタイア計画を立てるまでは「なるべく負荷のない節約しかしない」という主義を貫いてきましたが、ここにきて貯金額の目標も出来ましたので、いよいよ「我慢できる負荷のレベルを見極める」という意味で「負荷のやや強い節約術」を試してみようとも思っています。

それでは、またお会いしましょう!

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