節約って、最初の頃はどんどん財布(口座)にお金が貯まっていくので、楽しみながらやれるんですよね。
でも、長期間続けているとストレスを感じたり、他にお金を使いたい事が出てきたりで、多くの人が数年以内に挫折してしまうイメージがあります。
大事な事は「お金を全く使わない」という選択肢を「絶対にやらない」事です。
100円を100回節約するより、1万円を1回節約して「辻褄を合わせる」
正直、自分は「節約家」としてはかなりヌルい部類に入ると思っています。
- 週に1回、必ず大好きなラーメン屋に行く(850円/回)
- 自分&子供が食べるお菓子は迷わず大量に買う(1,000円/回)
- 週末はスイーツやジャンクフードにお金を使う(1,000円/回)
こういうのって、節約してる人からしたら「もったいない」と感じる部分だと思います。
でも、僕はこういう出費はあまり気にしません。上記を全部足しても、3,000円弱の出費です。
一ヶ月に換算しても、4週✕3,000円=12,000円。これで楽しい生活が送れているので、何も後悔していない出費なんですよね。
しかし、節約が続かない人というのは、この手の出費にメスを入れてしまいます。
小粒な出費で定期的にストレスを解消できていたのに、それをなくしてしまうと、ストレスが行き場をなくして最後には爆発してしまいます。
あぁもう!節約なんてストレスが溜まるだけだ!
っと、3年ほど続けていたら200万円も溜まってるな。
よし、前から欲しかった車を買っちゃおう!
毎月1万円ほど使うと、使わなかった場合に比べて3年後には36万円も貯金額が減る計算になる。数字にすると結構大きいよね。
でも、上の人みたいにストレスに負けて散財してしまうくらいなら、小粒で放出していった方が結果は良くなると思うんだ。
こういう小粒な出費を抑えるよりも、行きたくない飲み会を勇気を持って断るとか、大型家電をなるべく安く買うとか、「一回の節約金額が大きいもの」にこそ真剣に取り組むべきだと思います。
注意点として「小粒な出費なら何でもやっていい」という事ではありません。例えば「月1万円の範囲内で小粒に散財する」といったルールは必要ですよ(笑)
僕の場合、大好きなラーメン屋さんに週2回行っていたこともあったんだけど、どんどん感動が薄れてきちゃったんだよね。
財布にも身体にも良くないから、週1回にしたら、以前みたいに食べた時に「これなんだよなぁ〜(しみじみ)」って感じになったよ。
月1万円でも2万円でも、自分にとって「納得できる効果」を生むようにお金を使うことが重要です。
チョコなら毎日食べても飽きないけどな〜
まぁ、子供の頃は割とそうだったかもなぁ〜・・・
でも、いくら子供でも「あるのが当たり前」になってしまうと、物の価値ってのは下がっちゃうから注意しないとね。
子供のお菓子を買いに行くのも、必ず週1回、休みの日に一緒に行くようにしています。
これが「毎日のようにコンビニで何か買う」といった形になってしまうと、やはり感動が薄れますし、出費も厳しくなりますよね。
同じように、スイーツやジャンクフードも、会社の帰りに毎日のように買っていたら飽きてしまいます。
「週1回」っていうのは自分にとって「丁度よい頻度」なんですね。
記念日の出費はケチらない
僕は、記念日の出費はケチらないようにしています。
これは「奥さんがそうしているから」というのもありますが、何度かケチった事もあって(苦笑)、そのたびに後悔をしてしまったからです。
お祝いのケーキ、ゴージャスなヤツにしようよ!
ええ・・・その大きさで6千円もするの!?
こっちの3千円のやつにしとこうよ・・・
アタシが買うからいいの。記念日にはケチケチしないの。
〜〜〜ケーキを食べ終わったあと〜〜〜
やっぱ、高いケーキは見た目がゴージャスで、味も良かったな〜
あそこでケチってたら、微妙な一日になったかもなぁ〜
まぁ、こういうのは心理的な部分が大きいですから、実際に3千円のケーキを食べても美味しいと感じたかもしれません。
でも、記念日に奮発するというのは「みんなのため」なのですね。
家族みんな、大切なみんな、みんなと一緒に今日この日をちゃんと「思い出」にしよう。
それが記念日ってヤツなのかなと思うのです。
こういう時までケチってしまうと、お金よりも大切なものを失いかねません。
子供の誕生日ケーキは、キャラケーキとかにすると引くぐらい高い。
一人頭6千円✕2人=年12,000円の出費。
あれ?これさっきも計算したような金額だな・・・(笑)
でも、写真に撮って毎年残してるからね。
子供が成長して、結婚式で使う写真を探しに来た時、
こういうのがあるといいのよ。
※ちなみに、実は奥さんとは「手作りのキャラケーキ」について議論をしたことがあります(笑)二人とも忙しいし、上手くできる保証もないからやめよう、という結論になりました。自分がもしセミリタイア出来たら・・・頑張って作る可能性大ですw
あと、記念日といえば旅行ですね。
これはね〜・・・ここで書くのがちょっと恥ずかしいんだけど・・・
年1回のディズニーは絶対だぞ、コノヤロウ。
おう、当たり前じゃねーかコノヤロウ。
(20万くらいかかるから、しんどいんだけどね〜)
こればっかりは、やめらんねぇなぁ!!(死)
実はね、最初はね、人混みがキツイから好きじゃなかったんだけど、3回目辺りから中毒みたいになってきたんですよね。
なんつーの?「別世界感」っていうの?
年に1回くらい、そういうのがあったって、いいじゃん!と割り切ってます(苦笑)
まぁ、それでも年間100万以上貯められてるから、今は良いって事で・・・
気持ちよく使った後は、無理のない範囲で「取り戻す」
さて、上で挙げた出費を総合していくと、年間44万円くらいになりますね。
全部潰せば、10年で440万円になります。
思ったよりもでけぇ・・・
しかし、これを(僕の一存だけで)潰すことはできません。
僕や妻が病気で働けなくなったり、会社が倒産したりといったアクシデントが無ければ、今後も続いていく事でしょう。(今はコロナだから旅行費はほぼ貯金になってるけど)
じゃぁどうするか?といったら、「こまめに取り戻す」のが良いです。
例えば、ディズニーに行く月は「(高い休日の)ゴルフに行かない」とか、その次の月は「ラーメン屋を我慢して、家でお手製ラーメンにする」とかですね。
小粒でしか取り返せませんが、それでもやらないよりはマシです(笑)
私も、ディズニー前後は余計な買い物をしないようにしたりして、軍資金を用意するようにしているよ。
そのうち、配当金で旅費をまかなえるようになったら、今よりもっと考えなしに旅行ができるのかな(笑)
でも、「取り戻すクセ」は無くしてはいけないと思う。
こういうふうに、日々、色々と工夫しながら「節約」を「楽しむ」事こそが、節約を長期的に続けていく秘訣なのかなと思いますね。
それでは、また!
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