今回の記事は、このような方の参考になると思います。
- 日本の高配当株が気になるけど、数が多すぎて選べない
- 実際に運用している人の「生の声」が聞きたい
- 投資初心者で不安が勝り、最初の一歩が踏み出せない
私が実際に保有している銘柄と、保有株数の状況(投資スタートから3ヶ月経過)
下図は、私が実際に投資している日本の高配当株一覧(全30銘柄)です。
<2020年5月22日時点 日本の高配当株ポートフォリオ>
名称 | 業種 | 配当利回り | 取引値 | 保有数 | 時価 |
第一生命ホールディングス(株) | 保険業 | 5.12% | 1,212 | 11 | 13,332 |
東京海上ホールディングス(株) | 保険業 | 4.52% | 4,428 | 2 | 8,856 |
(株)センチュリー21・ジャパン | 不動産業 | —% | 1,228 | 10 | 12,280 |
JT | 食料品 | 7.68% | 2,006 | 10 | 20,060 |
KDDI(株) | 情報・通信 | 3.90% | 3,075 | 4 | 12,300 |
沖縄セルラー電話(株) | 情報・通信 | 3.68% | 4,185 | 2 | 8,370 |
(株)NTTドコモ | 情報・通信 | 4.04% | 2,971 | 4 | 11,884 |
日本電信電話(株) | 情報・通信 | 4.13% | 2,420 | 4 | 9,680 |
兼松エレクトロニクス(株) | 情報・通信 | —% | 3,920 | 2 | 7,840 |
(株)インテージホールディングス | 情報・通信 | 3.61% | 830 | 11 | 9,130 |
(株)エックスネット | 情報・通信 | 2.95% | 950 | 9 | 8,550 |
(株)三井住友フィナンシャルグループ | 銀行業 | 6.70% | 2,838 | 5 | 14,188 |
(株)三菱UFJフィナンシャル・グループ | 銀行業 | 6.07% | 412 | 19 | 7,830 |
コマツ | 機械 | —% | 2,077 | 4 | 8,306 |
(株)アマダ | 機械 | 3.40% | 883 | 9 | 7,947 |
旭化成(株) | 化学 | —% | 768 | 20 | 15,362 |
蔵王産業(株) | 卸売業 | —% | 1,436 | 11 | 15,796 |
三菱商事(株) | 卸売業 | 5.63% | 2,378 | 6 | 14,268 |
伊藤忠商事(株) | 卸売業 | 3.99% | 2,205 | 4 | 8,820 |
ニホンフラッシュ(株) | その他製品 | 2.10% | 1,331 | 6 | 7,986 |
(株)TAKARA & COMPANY | その他製品 | 2.91% | 1,853 | 4 | 7,412 |
三菱UFJリース(株) | その他金融業 | 4.82% | 519 | 25 | 12,975 |
オリックス(株) | その他金融業 | —% | 1,317 | 6 | 7,902 |
東京センチュリー(株) | その他金融業 | 3.30% | 4,120 | 2 | 8,240 |
CDS(株) | サービス業 | 4.39% | 1,253 | 9 | 11,277 |
日本エス・エイチ・エル(株) | サービス業 | 3.52% | 2,047 | 6 | 12,282 |
(株)日本ケアサプライ | サービス業 | 3.51% | 1,309 | 10 | 13,090 |
(株)アビスト | サービス業 | 4.41% | 2,312 | 4 | 9,248 |
(株)ユー・エス・エス | サービス業 | —% | 1,742 | 5 | 8,710 |
(株)ブリヂストン | ゴム製品 | 4.91% | 3,257 | 2 | 6,514 |
合計 | 320,434 |
<業種別 保有比率>
2020年3月に最初の投資をスタートし、今月まで「毎月10万円」を積立投資しています。
10万円というと結構な額ですが、流石に30銘柄ともなると「1株当たり3,333円」しか積立できないため、銘柄によっては1株も買えないという事態が発生します。
そのため、私はまず「初月に17銘柄」を購入し、次月に「他の13銘柄」を購入するという、言わば「1軍・2軍方式」で積立を行っています。
3ヶ月目には初月に購入した17銘柄(1軍)を買い増ししたので、来月は2軍を買い増しするか、他の銘柄(3軍)も検討してみようかと思っています。
ちなみに、私の最初の一歩(1軍)は「下記のサイトを完全に鵜呑みにして」スタートしています。(記事の一番最後で紹介されている17銘柄が、私の1軍になります)
このように「自分で考えずに投資をスタートしてしまう」というのは、全く褒められた行動ではありません。(投資=自己責任です)
しかし、当時の自分は「投資をスタートしたいけど、調べなきゃいけない事が多すぎて、いつまで経っても始められない」という状況に陥っていました。
「石橋は叩いて渡る」どころか「叩いた後、10人くらい渡って落ちないのを確認したら渡ろう」ぐらいのビビリな私。投資という不確定要素の大海に飛び込むには「膨大な量の情報」が必要で、最初の一歩がいつまでも踏み出せずにいたのです。
このままだと、投資をスタートできるのは1年後くらいかも・・・困ったなぁ・・・
そんな時「リベラルアーツ大学」で上記サイトの情報が紹介されており「ここで動かなかったら、試合終了かもしれん」と思った私は、仕事を早々に切り上げて1軍の購入に踏み切りました。
実際に1軍を購入し、ポートフォリオを眺めていると「こいつらの情報を少しずつでも調べていかないとな」という気持ちが湧いてきました。
これが「かわいい『こびと』さんをたくさん飼っている」という感覚なのかな・・・
気が付けば、保有している株についての情報をブログやYOUTUBEで探してはインプットする毎日になっていました。
色々な情報を仕入れた結果、2軍については完全に自分の判断で購入する事ができ、当初の目標であった「30銘柄以上の分散」を2ヶ月目に達成しました。
※今回は、各銘柄を購入した理由は書きません。高配当株として有名な銘柄が多いので、少し調べて頂ければ大体は分かるかと思います。(いずれ、私の「決め手」は紹介したいなと思っています)
今後の予定 リバランスを行うのか、このまま淡々と積立を続けるのか
実のところ、3ヶ月目に「1軍」を「そのまま買い増し」したのには理由があります。
忙しすぎて、保有銘柄以外の調査をする時間が全然なかったんだよ・・・
ただし、その後はブログ・YOUTUBE・「図書館で経済誌を読む」などの情報収集を行い、少しずつですが「自分のポートフォリオのマズイ部分」や「積立方法の問題点」も見えてきています。
- 30銘柄の分散では、まだ足りない⇨50銘柄を目指す
- 単純に定額積立するより、お値打ち株を狙うのも重要
- コロナの影響で「業界全体が」ヤバイ銘柄をどうするか
先に挙げた保有銘柄一覧は「Yahoo!ファイナンス」を使って作成しているのですが、内7社は「配当利回りが不明」になっています。
コロナウイルスの影響で業績が落ち込み、配当予想が「未定」となっていたり、決算発表直後で情報が更新されていないといった理由ですが、これ以外の会社も続々と「減配」や「無配」に転落する可能性があります。
「基本的には売らずに保有し続ける」のが私のスタイルになりますが、流石に「大幅減配」や「無配」になってしまった企業を積立し続けて良いものか?という迷いもあります。
現在のような「レアケース(天災)による業績悪化」については、単なる業績不振とは異なるため、財務的に安定した大企業であっても「存続そのものが危ぶまれる」状況に陥る可能性はあります。
ただまぁ、大企業の連鎖倒産=日本沈没レベルの破壊力がありますから、流石の日本政府も様々な経済対策を打ち出すでしょう。心配し過ぎても良くないのかな?とも思います。(このように、日々色んな事を考えてしまいますね)
結局のところ、リスクを回避するためには「分散」を増やす必要があるのかなと思いますが、機械的に分散をしてもあまり意味はないでしょう。
業界(セクター)の分散は当然として、「業界分析」もちゃんとやらないとマズイです。
いわゆる「景気敏感業種(自動車関連など)」は今後かなり厳しくなってくるでしょうし、輸出に頼った企業は海外のコロナ騒動が落ち着かない限りは浮上することは出来ないでしょう。
当然、株価は今後落ち込むと思いますが、それを割安と見て考えなしに飛びつくのは怖いかなと思います。今は配当利回りを犠牲にしてでも、比較的安定と思われる銘柄の割合を増やしていくのも良いかもしれません。
「走りながら考える」は最善ではないが、次善ではある
投資初心者の方にとって、最初の一歩は三者三様かと思います。
- 何も勉強しなくても「イケるやろ」と思って簡単に踏み出す人
- それなりに勉強した後「大火傷はしないだろう」と信じてとりあえず一歩踏み出せる人
- 勉強をしても「自分が始めた直後に世界が変わるんじゃないか」と心配になって、全く踏み出せない人
私は本来、3が強めの人間なので、一度インデックス投資を中断した後は長らく投資をスタートする事が出来ませんでした。
しかし、その後の相場が「勉強した通り(右肩上がり)の結果」になったことや、「例え大火傷をしても『生活防衛資金』があれば再起はできる」といったように、知識を増やしていくうちに2番にシフトしていった感じです。
失敗したとは言え、一度でも「一歩踏み出した経験」があれば、次の一歩を踏み出す大きな足掛かりになります。入念な準備をしてから取り掛かる事は「最善」かもしれませんが、準備に時間がかかり過ぎれば機を逃し「最悪」にも転じます。
誰かの真似事でも「何となく」でも、とにかく走り出せば「次善を得る事はできる」と私は考えています。
事実、3ヶ月前はこんな風に個別株の勉強をしようなんて全く思いませんでしたし「面倒だからもう全部、米国ETFに突っ込んで気絶していようかな」なんて思っていたくらいです。
実際問題、米国(S&P500)に投資して気絶していれば、高確率で勝てるってのは事実だけどね。
でも、普通に生活をしていたら、ニュースとかで株の大暴落や高値更新の情報は聞いてしまうよね。
結局は、ちゃんと自分で調べて自分で「持ち続ける事を選択」しない限り、長期に渡って持ち続けることは難しいと思うよ。
個別株を自分で選んで買付し、それをホールドするのか、ある状況に陥ったら損切りをするのかなど、とにかく一度は自分の頭で考えてみるという経験が大事だと思います。
その経験を詰むためには、まずは「行動あるのみ」なんですよね。
私自信、不安がないと言えば嘘になりますが、一歩踏み出した以上、前を見て進み続けようと思います。
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