この記事は、こんな方のお役に立てるかもしれません。(目指すスコアが「100切り」の初心者に限ります)
- 仕事でゴルフをプレーする機会があるが、練習する時間もお金もないので、上手くなる事は諦めている
- ゴルフが上手くなりたくて、つい道具にお金を使ってしまうが、肝心のスコアは良くならない
- お金をあまり使わずに、安定して100を切れるくらいのプレーヤーになりたい
運動神経が良い人は「100切りなんて一瞬」だったりするけど、そうじゃない人にとっては「地味に分厚い壁」なんだよね。
でも、100を切るのに「高級なクラブ」は必要ないし、「週に何度も練習場に行く」必要もないよ。
もっと大事な事が山ほどあるので、この記事でまとめてみるね。
まずは簡単に、私というプレーヤーのご紹介
私がどんなプレーヤーかを、簡単にご紹介しておきます。
- 年間ラウンド数は10未満
- 年に4回ほど、仕事のゴルフコンペあり
- プライベートは父親とのゴルフが主
- ホームコースでの平均スコアは100弱(去年は何度か100切り達成)
- 練習は基本「週1未満」、コンペ前のみ「週2回✕2」の練習で調整
- クラブは(ほぼ)父親からのお下がり
私とゴルフの出会いは「かなり悪い」もので、ロクに練習もせず厳しい先輩と初ラウンドをしたため、「もう二度とやりたくない」と思うほど打ちのめされました。
ほぼ一日中、コースの中を小走りで移動し続け、息が切れたまま打った打球はあちらこちらへ。
疲れてつい歩いてしまうと、先輩から「○○君、遅れてるからもっと急いで」と言われる地獄。
あれほど心が折れそうなゴルフは無かったなぁ・・・(練習しなかった自分のせいなんだけど)
そこからしばらくは「週1未満の練習」でズルズルとゴルフに関わり続け、スコアは120台をキープ。毎回のゴルフコンペは「苦行」とも言えるものでした。
元々、私はゴルフに限らず「娯楽にお金を使うことに否定的な性格」でしたから、道具にはお金をかけず、レッスンにも行きませんでした。
それで「週1未満」しか練習をしないのですから、まぁ上手くなる訳がありませんよねw
そんな私に転機が訪れます。
後述する「UUUM GOLF」というYOUTUBEチャンネルが開設され、「普通の女子」である「なみき」さんが100切りを目指す企画がスタートしました。
完全無料でありながら、次々と有益な情報が毎日のように流れてくる環境になり、「なんだ、ゴルフって知識武装するだけでも全然違うんじゃないか」という事に気付きます。
そうして、知識をつけて「効率的な練習」をするようになってから、約半年ほどで100切りを達成しました。
練習は平均すれば「週1未満」、ラウンドも「月1未満」の私が、それでも100切りを達成できたのは、「必要な知識をつけ」「効率的な練習をした」からだと思っています。
(私の数倍以上は練習とラウンドをこなしている友人がいますが、スコアは10打も変わりません。我ながら『コスパの良いゴルフ』をしていると思います)
100を切りたい人が「まず」やるべきこと
あまり多くを語っても頭に入りにくいと思うので、私が実際にやってみて「これは100切りに役立った」と思うものを書いていきます。
UUUM GOLF 「中井 学」プロのレッスン動画を見る
UUUM GOLFというYOUTUBEのゴルフチャンネルがあります。そこで最も多くのレッスン動画を上げているのが「中井 学」プロになります。
何故、彼のレッスン動画がオススメかと言うと、単純に「これでもか」というくらいに動画が多く、内容も多岐に渡っており、「痒い所に手が届く」レッスンになっているためです。
例えば、ラウンド後に「アプローチが難しすぎる、どうしたらいいんだ・・・」と思ったら、UUUM GOLFを開いて検索すれば答えがすぐ出てきます。
ゴルフの上級者や指導者にありがちな「上から目線」とは対極的とも言えるほどに「初心者目線で、優しく、穏やかなレッスン」をされる方であり、そういう意味でも耳に入りやすい気がします。
彼の提唱する「ヒップターン」や「グリップ圧を最初から最後まで変えない」といったテクニックは、ショットの安定性を大きく向上させてくれました。
また、「ヒンジコック」というテクニックも飛距離アップに効果があり、飛距離に伸び悩んでいた時期には強い味方になってくれましたね。
100切りに特化したレッスン本を読む
100切りが出来なくて悩んでいる方に、圧倒的にオススメできるのが下記の書籍です。
先にご紹介した中井プロの書籍ですが、これは100切りで悩んでいる人は絶対に読むべきです。
既に100台で回れる人で、「何度も100切りに近い所まで行っているのに切れない」という人は、この本を読めば次のラウンドで簡単に切れるでしょう。
内容は実際に読んでほしいので、私が実際に「これは役に立った」と思う内容の見出しを書いておきます。
- 「見栄」はどこかに捨ててしまおう
- 危険な”ワナ”は徹底的に避ける
- 「必殺の2本」をつくっておく
- OBにならなければティショットは大成功
- 7割以上の距離が出ればいいと考える
- ハーフトップはOK。でもダフりは厳禁
- いつでも飛距離を稼げる「ぶっつけショット」
- 傾斜地からの打ち方はたったひとつで大丈夫
- パターのストロークで球を上げるアプローチ
- 1日1回1メートルを10球連続で入れる
- 実戦で使うショットを想定して練習する
- 練習するクラブは7本だけでいい
- ティアップして打つと練習の効果が高まる
厳選しようと思ったんですが、大事な事が多すぎて結局は書きすぎてしまいました・・・(汗)
もうね、これ読んで100切れない人はいないんじゃない?ってくらいに至れり尽くせりの内容。
プロ自身が左手を骨折した時に「右手一本で100切を達成するために編み出した技」とかもあるので、初心者でも明日から使える技が満載の一冊だよ。
ゴルフ「新」標準 〜己を知れ〜 を熟読し、音声データをCDに入れて聞く
最後に、ゴルフに対する考え方を根本からガラっと変えてくれた一冊をご紹介します。
無料の電子書籍で、音声データまで用意されているのですが、絶対に両方の媒体で隅から隅まで頭に入れてほしい内容になっています。
ダウンロードするためにはアンケートを書いたり、Gmailアドレスを登録したりしないといけませんが、それだけの手間をかける価値があります。
(著者の國枝氏は非常に熱意のある方で、かつ理論派なので、理由があってこういったやり方をされているのだと思います)
これは本当に内容が濃いので、これ一本で記事が何本も書けてしまうレベルです。なので、ここで紹介する内容は唯一つとしておきます。
「読めばアナタのゴルフ人生が大きく変わります」という事だけです。
例えば「自分はメンタルが弱いから、いざという時に崩れて100切りが達成できないんだ」なんて思いを持っている人は、今すぐこれを読むべきです。
「ゴルフが出来る幸せ」や「自分はゴルフが上手くなっても良い」という意識など、ゴルフに対するメンタルを根本から改善してくれる「超良書」です。
※國枝氏は「色んなレベル帯の人」に向けた、「本気でゴルフが上手くなりたい人向け」の有料オンライン講座(メール配信形式)も実施されています。気になった方は下記のリンクから色々と見てみて下さい。
(超重要)無責任な「外野からのガヤ」は気に留めないこと
100切りはおろか、90切りを目指す人であっても、上記でご紹介した3つを実践するだけで目標は達成できるかと思います。
ただし、そのためには「外野からのガヤ」に一切、耳を傾けない事が何よりも重要です。
ここでは、アナタの上達を妨げる、無責任な「外野からのガヤ」をご紹介します。(全部、作り笑いで右から左にスルーしてください)
人のスイングに「感覚的なレッスン」をしてくるオジサン
「腰が切れてない、だからダフるんだよ」
「手だけで打ちにいってる、それじゃダメだよ」
「当てに行っちゃダメ、振り切らなきゃ」
こんな感じで「頼んでもいないアドバイス」をしてくださるオジ様たちは、多分どこの練習場にでも居ると思います(笑)
理屈としては正しくて、言う通りにしたらショットが改善する事もあるかもしれません。しかし、断言しますが「他人の意見を鵜呑みにした結果」では本当の意味で上達することはありません。
何故かと言うと、人は「次の日にはもう別人」になっているからです。昨日できたナイスショットは、もう次の日には(簡単には)出来ないと思って下さい。
大事なことは、「いつでも完璧なショットが出来ること」ではなく、「不調時に何をすれば調整できるのか(思った所に打てるか)」という事なんです。
だから、アナタも誰かにレッスンをしたくなったら、具体的に「フックグリップにしてみたら」とか「フェースを少し開いてみたら」といった、「聞いてすぐに試せる」ような「シンプルで再現性の高いアドバイス」をすべきなんです。
「あぁ、今日は『フックグリップ』にすれば打球が真っ直ぐ飛ぶんだな」
これが一つの答えになり、積み重なっていきます。本番直前の数十球の練習で「今日はこうすれば大丈夫」という事が分かるかどうか。これがスコアに直結していきます。
それを感覚的に「腰を切れ」とか「振り抜け」とか言って、個人の感覚による所が大きいアドバイスをしても、「次に活かせる一手」にはなりません。
人にアドバイスをするという行為は、下手をするとその人の上達を大きく左右してしまいます。私は「具体的でシンプルな提案」以外は、友人であっても口を出す事はしないようにしています。
「男ならドライバー」博打好きなプレーヤーからのガヤ
これはオジ様に限らず、若い人と一緒にラウンドしても同じ目に遭うことがあります。
「ええっ!?ここでドライバー振らないの?w」
「その若さで刻むかぁ〜、つまらないゴルフをするね〜w」
残念ながら「ティショットでドライバー以外のクラブを持つ」場合に、この手のヤカラに出会う確率は、私の経験上「ほぼ100%」です。
私は以前、あまりにもドライバーが安定しない時期があり、「ティショットは全て5Wで打つ」というプレーをした事があります。
開幕から周囲のガヤに晒されましたが、それでも自分のプレーを貫き通し、結果は100弱というスコアでした。(他のショットも調子が悪かったので、最初から最後まで我慢のゴルフでした)
その時の周囲からの反応は、「気にしい」の私にとっては「トラウマ級の寒さ」でしたね。
- ナイスショットをして、フェアウェイをキープしても「シーン」
- ミス(トップやスライス)をすると「ドライバー持ってきた方が良かったんじゃない?w」
- 「チキンプレイ」などと揶揄される
彼らの目には「ミスをしても大怪我しない」「二打目以降も5Wを使うので、ショットが安定する」といった「プラス要素」は全く見えていません。
いちいち説明するのが面倒なので、「今ドライバーが調子悪いんで、抜いてきちゃいましたw」と濁しましたが、もう二度とやらないと心に誓いましたね。
周囲の反応がキツくて、ゴルフが全く楽しめなかったからです。
ただ、今になって思うことは、あのまま続けていれば「もしかしたら90を切れた」可能性もあるという事です。
我々アマチュアは、練習時間も限られ、本番も年に数えるくらいしか出来ませんから、「やることは徹底的にシンプルにした方が良い」のです。
ドライバーは、その1本を習得するのに膨大な時間を要します。その時間を5WやUTなどの「難易度が低めで、かつアイアンと同じスイングで打てる」クラブに回せば、事故率が減って安定したゴルフが出来るのです。
※ちなみに、5Wでティショットをしたラウンドは「OBなし」「球探しなし」「スコアを崩したのはアプローチミスが大半」という「ド安定ゴルフ」でした。
ゴルフは孤独なスポーツ⇨自分が信じた道を貫く事がベストスコアに繋がる
誰も、アナタの一打に責任を持ってはくれません。
同伴プレーヤーが善意からアドバイスをくれても、ムーディー勝山ばりに右から左に聞き流して下さい。
「アプローチは、こうやるといいよ」
「もっと力を抜いて打った方がいいよ」
アドバイスそのものは、間違いないかもしれません。しかし、それに従って「ミスが出た」場合はどうでしょうか?
アドバイスをした人のせいにしたい気持ちが湧いてこないでしょうか?
言う通りにできない自分(のセンスの無さ)が許せない気持ちが湧いてこないでしょうか?
断言しますが、1回も練習していないことを本番で試した所で、99%失敗します。(それが出来る人なら100切りで躓いたりはしませんよね?)
上手く行かない流れの中にあっては、必ず「自分で答えを導き出す」必要があります。さらに、それで思ったような結果が出なかったとしても、とにかく「自分で決めた事をやり通す」ようにして下さい。
例えば「アプローチでどうしても手元が緩んでしまって(ビビってしまって)トップが止まらない」とします。
心優しい同伴プレーヤーが「こうすると良いよ」と正しい(?)アドレスを教えてくれました。でも、そんな打ち方は練習でやったことがありません。じゃぁどうするか。
「そうだ、前に練習でやった、UTでの転がしをやってみよう」
こうあるべきなんです。
結果、グリーンに届かずショートしてしまったり、強く打ちすぎてオーバーしてしまったとしても、それで良いんです。だって、それしか「今の」アナタに出来る事は無かったんですから。
そうやって得た失敗の経験が「また練習しよう」という前向きなモチベーションに変わります。もし、人からのアドバイスに従ってミスをしていたら、こうはいきませんよね。
こういうクセをつけておけば、練習内容も自然に「実戦的かつ効果的な練習」に変わっていきます。
よく練習場にいる「ドライバーを同じ位置で100球連続で打っている人」の横で、「UTでの転がしアプローチを練習する人」になったなら、100切りなんてあっという間に達成してしまいますよ。
最後に:お金をかけないゴルフとの向き合い方の一例
このブログは「セミリタイアを目指して色々やる」のが主題なので、いきなり(お金のかかる趣味である)ゴルフの事を書き出すと「おいおい、どうしたんだ?」と思われてしまいそうですが・・・
ゴルフは、私にとっては数少ない「娯楽」であり、「生涯スポーツ」であり、「仕事でも使えるツール」であり、さらに「親孝行もできる(父親がゴルフ大好き)」という良い事尽くめのスポーツなのです。
ただ一点、「お金がすごくかかる」という事を除けば・・・
しかし、ゴルフって「絶対に大金が必要」なスポーツではないんです。
例として、今からゴルフを始める人が「なるべくお金を使わずに、100切りが出来る」ようなゴルフとの向き合い方を書いてみます。
- クラブは「型落ちの中古品」を選び、納得が行くまで試打してから買う
- 既製品では「自分に合うクラブ」に出会える可能性は「宝くじレベル」※なので、自分をクラブに合わせていくしかない
- 練習場での練習は、常に本番を想定して行う(素振りを1〜2回⇨方向を合わせる⇨打つ)
- 上記のように練習していれば、100球も打てば疲れるのでボール代が節約できる
- 飛距離アップには「筋トレ」「ストレッチ」「素振り」が効果的であり、練習場で球を打ちまくる必要はない(逆に怪我をしやすい)
- 練習場に行きまくるより、自宅でパター練習をした方がよっぽどスコアは縮まる
- プレイベートのラウンドは基本的にセルフで、平日かサービスデーに行く。人数は3人がベスト。
- リーズナブルな「ショートコース」を最大限に活用する
※某中古ゴルフクラブチェーン店の店員さんが言っていた台詞です
大体こんな感じでやっていれば、初期投資を除く毎月の支出は「2万円未満」に抑えることが出来ます。
冬場は極力、練習場には行かずに「筋トレ・素振り・パター練習(・家でのアプローチ練習)」に注力しておけば、お金をかけずにゴルフが上達できます。
年間の支出で考えると「月額1万円ほどで続ける事も可能」かと思います。これなら、一般的な趣味とそう変わらない金額だと思うのですが、いかがでしょうか。
(都市部で練習にお金がかかる方には厳しい金額かもですが、田舎であれば余裕かなと)
私は今後も、なるべくお金を使わずにゴルフを続けていくつもりです。90を切れたら、特化ブログを立ち上げるのもアリかな〜なんて思いつつ、楽しみながら親孝行が出来るなんて、最高の趣味だなと思っています。
それでは、また!
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