節約を続けるコツ 「我慢」ではなく「リスクを見つける」ことが重要です

節約
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この記事は、こんな方のお役に立てると思います。

  • 将来に不安があるので、節約をして貯金を増やしたい
  • いざ節約を始めても、辛くて続かない
  • 欲しい物を我慢して節約するのは、人生の浪費な気がする
くまさん
くまさん

節約=我慢と思っている内は、節約を続ける事は難しいよ。

「減らす」のではなく「リスクがある」と判断したものを止めるだけで良いんだよ。

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「浪費」にひそむ「リスク」を見つける考え方

まず始めに、私は「浪費」を全否定するつもりはありません。エヴァンゲリオンに出てくるミサトさんは「風呂は命の洗濯」と言っていましたが、浪費も同じく「命の洗濯」と言える重要な行動です。

しかし、固定費などの「分かりやすい無駄な支出」を減らしきった後は、いよいよ「浪費を減らす」という所に着手せざるを得ません。

これは言ってみれば「命を洗濯する回数を減らす」という事であり、これが「節約を続けられない最大の原因」となっている人も多いでしょう。

ですが、ここで一つ「重要な見落とし」がある事にお気付きでしょうか。私は軽々しく「浪費=命の洗濯」と書きましたが、実際は・・・

「浪費 ≠ 命の洗濯」なのです。

浪費で命を洗濯する人
浪費で命を洗濯する人

な、何を言ってるのか分かんねーってばよ・・・

一つ例え話をしましょう。

Aさんは、仕事でムシャクシャした時に「同僚を誘って飲みに行く」という行動で「命の洗濯」をします。

Bさんは、同じく仕事でムシャクシャした時に、30分〜1時間ほどジョギングをした後、お風呂に入る事で「命の洗濯」をします。

この2人の「命の洗濯」の光景を覗き見してみると・・・

Aさんは、花金に同僚を誘って呑みに行きました。2軒3軒とハシゴをした後、オネーチャンが気持ちよくしてくれるお店(意味深)に行くなど、贅沢の限りを尽くしました。嫌な事は忘れられましたが、翌日は二日酔いで夕方まで動けず、日曜のサザエさんタイムに「また明日から会社に行かなきゃいけないのか」と憂鬱です。

Bさんは、1時間ほどジョギングをして汗びっしょりで帰宅し、湯船につかりました。夢中で走っている内に嫌な事も忘れてしまい、お風呂に入った事で質の良い睡眠も取ることも出来ました。土曜〜日曜は時間を有意義に使い、さらなるリフレッシュを経て「月曜からまた頑張ろう」と思う事ができました。

くまさん
くまさん

二人とも、やり方は違えど「嫌なことを忘れる」ことには成功しているね。

でも、AさんはBさんに比べて余りにも沢山のものを失っていることが分かると思う。

くまさんはこれを「リスク」だと考えるようにしているんだ。

Aさんが「知らずに抱えているリスク」を洗い出してみましょう。

  • 金銭的リスク ⇨ 3万円以上の浪費 ⇨ 時給2千円として、2日間の労働が一夜にして消えた計算に
  • 時間的リスク ⇨ 金曜の夜〜土曜の夕方まで「自由時間」を12時間以上は失った
  • 健康的リスク ⇨ 深酒は百害あって一利なし。

そもそも、仕事で嫌な事があっても、それでも辞めずに仕事を続けなければ生きていけないから「命の洗濯」をする訳ですよね。

そんな「嫌な思いをして、やっとの思いで得た給料」を「仕事を続けるために浪費する」というのは、余りにもバカバカしいというか、矛盾した行動だとは思いませんか。

さらに時間も健康も失えば、転職も難しくなります。サラリーマンが「呑んで命の洗濯をする」という行為は、あまりにもリスクにまみれた非合理的な行動である事が分かります。

こういった「常識」と認識されている行動が「多大なリスク」をはらんでいるケースは、探してみると意外と多く見つかるものです。

常識に潜む「リスク」を見つけ出し、それを潰すことで簡単に節約習慣は身につきます

先に述べた「常識が多大なリスクをはらんでいるケース」をいくつかピックアップしてみましょう。

会社の飲み会は、社内コミュニケーションに必須である(?)

最近はかなり否定されてきている考え方ですが、未だに現役な会社も多いことでしょう。はっきり言って、単なる愚痴大会なので時間もカネも無駄になるだけです。

行かなかったら「影で色々言われる」可能性はありますが、この手の輩は何をしようが結局は陰口を叩きます。もしも「イジメの標的にされる」ようなレベルの低い会社なら、堂々と転職すれば良いのです。

勢いのある若い企業は、定期的にランチミーティングをする(追加の休憩時間も設ける)など、「個人の時間を大切にした上で」コミュニケーションを促進しようとします。

年に数回の「節目の飲み会」は参加する意義もありますが、突発的な「先輩からの誘い」といったものは「リターン<<<リスク」ですから、適当な理由をつけて避けたほうが良いです。

社会人は、安物を身に付けてはいけない(?)

高級時計やオーダースーツを売りつけたい業界人が広めた嘘です。(証拠はありませんがw)

例えば営業マンが「ピッチピチでいかにも高級そうなスーツ」に「ロ○ックス」を身に付けてきたら、私なら「この会社の広告費と人件費に相当カネをかけてるな」と考えます。

せっかく高いお金を出して身なりを整えたのに、お客さんに悪印象を与えるというリスクが生じるというのは皮肉なものです。

一応、業界を全否定するのもアレなので少しフォローをしておくと、「高級品に見えすぎないオーダースーツ」はスタイルを向上させて印象を良くしますし、派手過ぎないデザインの綺麗な時計も好印象を与えます。

しかし、これらは「一着50万円」や「一個100万円」もするような商品である必要はありません。精々、その1/10も出せば十分ですし、清潔にしていれば悪印象を持たれる事もありません。

高級料理店で出てくる料理は美味しい(?)

とある有名なラーメン漫画に出てくる台詞に「客は情報を食べている」というものがあります。

高級料理店で食べる料理が美味しく感じるのは「料理の味以外」に

  • 価格が高い=さぞかし良い材料を使っている「はず」
  • 店内の雰囲気がお洒落で「特別感」がある
  • 従業員も皆「プロ意識」をもっている「はず」
  • 腕の良い料理人が調理しているから美味しい「はず」

といった感じの「思い込み」が深く関係しています。

もちろん、単純に料理の味が凄まじく美味しく、感動を覚える名店はあります。ですが、それは一握りです。

何故、私がこんな事を言えるのかというと、実家に居た頃は両親と散々外食をしていたからです。(両親は共働きで、それぞれ高収入だったので、毎週のように外食をしていました)

結婚してからは自分と奥さんの財布で生活するようになったので、高級な外食は全くしなくなりましたが、そんな私が「吉○家」や「サイ○リヤ」では満足できないカラダになっていたかというと

くまさん
くまさん

このレベルのドリアが300円・・・!?毎週行っても良いかなぁ〜

って感じだったんですよね。

恐らくですが、今は外食チェーン店が軒並み進化しており、高級料理店との味の差がどんどん縮まっているんじゃないかと思います。

回らない寿司屋にも何度も行きましたが、ス○ローの5〜10倍近い金額を出す価値があるかというと、かなり疑問ですね。むしろ、冷凍処理されている分「生臭さ」が皆無で、逆に高級店で少し生臭みを感じる魚介類を出された経験があったり・・・

このように、「安くて平均点以上の味を出す店」をいくつか知っておくと、高級料理店に行こうと思った時にかなりの抵抗を覚えるようになっていきます。

くまさん
くまさん

これだけのお金があったら、吉○家の牛丼を何杯食べられるかな・・・?

例えば「1万円のフルコース」を食べようと思った時に、これを考えると、かなり複雑な気持ちになってきませんか?

要するに「たった一回の食事で1ヶ月分の昼食代が消える」という事になるわけです。こんな事を簡単にやっていたら、お金が溜まる訳がありません。

明確なリスクはないのですが、得られるリターンに対してコストが高くつきすぎるのが高級料理店なんですね。

一応、私は「お祝い事」であれば高級料理店に行ってもいいかな、と思うタイプなのですが、奥さんは「そんな所に行かなくても、ケーキでも買ってお家でお祝いすればいいじゃん」という人なので、もう何年もそういうお店には行ってないですね。

安物は質が悪く、安物買いは銭を失う(?)

最後はコレですが、まぁ、間違ってはいません。

安すぎる物を買うと、すぐ壊れてまた買うハメになったり、機能が不十分で結局すぐに買い換える事になる、というのは「あるある」ですよね。

ただ、これってちょっと気をつけないと危ない考え方なんです。

というのは、人間は10回中9回成功しても、1回失敗すると、その1回をかなり気にしてしまう生き物なんですね。

なので、実はこれまで「安物を買ったけど普通に使えた」という経験が何度もあったのに、その一回で「やっぱりまともな値段のものを買おう」という方向に行ってしまうと、どんどん生活レベルが上がってしまうんです。

今はユ○クロやし○むらへ行けば激安で質の良い衣服が買えますし、家財道具は二○リや百円ショップに行けば、家中のものを10万円以内で全て取り揃えることも出来る時代です。

そして、それらは安物ではあっても、機能的には十分ですので銭を失う事はありません。

はっきり言って、今の時代は「高物買いの銭失い」なのです。

最後に:我慢しないと決めた部分は、我慢せずにちゃんと「命の洗濯」をしていきましょう

これまで述べてきたように、「我慢して節約する」のではなく「リスクを回避する」という考え方に変えていくことで、節約は無理なく続けられるようになります。

ただし、そうは言っても「ココは譲れない」という部分は誰にでもあると思います。

私は、そういった部分については「あまりにも高価なものでなければ」我慢せずに浪費をしても良いと思っています。

オススメは、やっぱり食事とか、たまの旅行とかですかね。

私の場合、大好きなラーメン屋に「週1回」を限度として行っても良いことにしています。(たまにルールを破って2回行くこともありますが、2回目は大体1回目より美味しくないので後悔しますw)

どんなに嫌な事があっても、そのラーメンを食べてしまえば「まぁいいか」と前向きな気持ちで家に帰ることが出来るので、平日の夜の心強い癒やしになっているんですよね。

通勤で毎日2時間かかる事も、そのお店の存在(勤務地のすぐそば)があることで前向きになれたりもします。

皆さんも、我慢なんてせずに楽に節約をしていきましょう。

それでは、また!

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