(大暴落?)2022年の投資方針について(やっぱり上がる?)

投資
Photo by Gilly on Unsplash

米国に利上げの動きが出てきたことで、ナスダック総合指数が急落するなど世間がザワついています。

僕の投資方針はこれを受けても何も変わらないのですが、世間の右往左往に巻き込まれないよう、投資方針を再確認したいと思います。

スポンサーリンク

株価の値下がりは長期投資家にとってはチャンス

実のところ、僕はナスダック総合指数がこのまま雪崩を起こしても「やっと来たか」くらいの感覚にしかなりません。

元々QQQ※の急激過ぎる上昇チャートを見て「これに投資するのは自分のリスク許容度的に無理だな」と感じたので、一切手を出してこなかったんですよね。

※説明不要と思いますが、ナスダック総合指数に連動する人気のETFです

イエパパ
イエパパ

コロナショックでも一瞬で立ち上がってしまったので、全く手が出せず。暴落が来たら「仕込み時が来た!」と喜んじゃいそう。

YOUTUBE等で情報収集していますが、識者の中には「1年かけてじっくりと15%ほど下落する」といった意見もあるようで、5%程度の下落で手を出して良いものか?と悩む気持ちもあります。

ただ、そうやって眺めてばかりいると「気づいたら買い場が去っていた」という事になるのが相場の怖い所。

僕はナスダック総合指数への投資は「ずっと悩んでいる」という状態ですので、もし買うとしても年初から10%以上は下落した後になるかな…と思います。

利上げはナスダックだけでなく、全ての株式(特にグロース銘柄)に影響を与えますから、S&P500の下落も同時に起こるでしょう。資金を投入するならまずそこです。高配当株も無風とは行かないでしょうから、一括投資のチャンスはありそうです。

イエパパ
イエパパ

いずれにせよ、「何が、どの程度の期間で、どれくらい下がったら、いくら買うのか」という事はハッキリしておくべきです。これを決めておかないと、いざという時に動けなかったり、リスク許容度をオーバーする博打に出てしまうハメになります。

積立投資は淡々と継続

今、僕が積立している金融商品をおさらいしておきます。

  • 日本の高配当株(個別株)(毎月10万円+年間80万円)
  • SPYD(毎月5万円)⇨VYMに戻すかも
  • HDV(毎月5万円)
  • e-MAXIS slim 米国株式(S&P500)(毎月33,333円)
  • e-MAXIS slim 全世界株式(オール・カントリー)(毎月66,666円)
イエパパ
イエパパ

毎月30万円の積立って、よくよく考えると結構恐ろしい事をしてますね。でも、こうでもしないと「10年後」が達成できないので割り切ってやっています(苦笑)

巷では「SPYDはオワコン」という意見が数多く出ており、実際に自分も「メインにするには厳しいかも」という思いが出てきています。詳細は別記事にまとめますが、積立をVYMに切り替える可能性が高いです。

日本の高配当株については、去年あまり買えなかったので「今年こそは」という思いがあります。ただし「毎月10万円」とやるよりも、米国株の下落と共に日本株も下がる展開が来るのと思うので、それを待って「スポット的に優良銘柄を仕込む」という風にやるのが理想でしょう。

イエパパ
イエパパ

いやお前、去年それで全然買えなかったんだろうが!と言われそうですが・・・(苦笑)めぼしい銘柄をヤフーファイナンスのポートフォリオにまとめておけば一瞬で値動きが確認できますから、仕事を言い訳にサボらないよう頑張ります。

去年、日本株をスルーし続けて分かった事があるのですが、やはり高配当株は値上がりが全体的にマイルドです。僕のような投資初心者が握力を高める上で「含み益」は重要な数値であり、これを狙って行くことは重要と考えています。

ただし、投資タイミングをはかるなどという高度な事は出来ません。出来るとすれば、「配当利回り」が高くなった時「悪材料が無いか、あっても一過性のものか」といった背景を確認し、納得できれば仕込むというだけです。

イエパパ
イエパパ

よくない時期に慌てて仕込んでも、ポートフォリオに赤色が増えるだけなので、精神的にはよろしくないです。

次男のジュニアNISAはその点を少し無視して(最悪10年以上持てば良いと開き直って)やっていますが、非NISAの口座では出来ない戦法です。(利回りが税金で2割低くなりますからね)

インデックス投資信託は、迷う事が何もないので淡々と続行ですね。

暴落(5%以上)が来たらどうするか

過去に「暴落が来た場合の投資方法」についてまとめているので、まずはこれをおさらいしておきます。

↑の記事から、暴落時の一括投資方法について抜粋します。

  • 参考にする指標は「S&P500」のみ
  • 金曜の「終値」〜次の金曜の「終値」までを「一週間」として計算する
  • 「一週間」でS&P500が「5%以上の下落」をした場合に一括投資を行う
  • 投資信託の場合、金曜の朝に「S&P500の先物」が「下がる」予想で、かつ「5%以上の下落」になる見込みがあれば、当日の買い注文を入れる
  • ETFの場合、投資信託と同じようにしても良いし、リアルタイムで金曜の夜に買っても良い
  • 投資信託・ETFともに、金曜日に買いそびれた場合は土日に月曜の注文を入れれば良い
  • 一回の購入金額は「半年分の積立金額まで」とする
  • 一年間の購入金額は「500万円まで」とする

さて、僕がこの記事を書いたのは2020年の7月です。そこから1年3ヶ月も経過しているので、流石にこれをそのまま流用するのも…という訳で、セルフチェックしていきます。

まず、参考にする指標が「S&P500のみ」という点ですが、これはOKですね。

僕の積立している投資商品は、全てがこの指数の影響を少なからず受けます。これが大きく下げる=他も下がるという認識で問題ないでしょう。

買い方については、金曜日に買うのは難しいので、土日に買う形が良いと思います。

問題があるのは下から二行で、まず一回の購入金額は半年分の積立金額まで」という部分です。

これを積立している全ての投資商品に適応してしまうと、年間440万円÷2=220万円となり、早々に資金が枯渇してしまう危険があります。

一応、それを抑止するために最後の一行に「年間500万円まで」と条件を付与しているのですが「僅か1年という期間で、1,000万円近い金額を投資して大丈夫なのか?」という懸念が残ります。

イエパパ
イエパパ

時間の分散が小さくなるのは、長期投資においては良いことではありませんね。

上で挙げた記事でも書いていますが、実際にやるなら「1回につき50万円程度」が現実的ではないかと思います。

僕はコロナショックの時に「二番底があるかも」という思いが払拭できず、一括投資が出来なかったという苦い思い出があります。

次に暴落が来た時、恐らく同じように「二の足を踏む」事は間違いありません。

それを防ぐ意味でも、一回の投資金額を大きくし過ぎるのは(僕にとっては)良くないかなと思っています。

イエパパ
イエパパ

今、コロナショック級の暴落が来ても「1回200万円」くらいが僕の限界です。5%程度の下落でこれと同じ金額を投入できるかというと、出来ないですね(苦笑)

暴落は(過去データを見ると)多くても年に3回程度です。年間の投資金額は「50万円✕3回=150万円」くらい見ておけば十分でしょう。

こうすると、年間に投資する金額は600万円ほどに落ち着きます。

3回以上の暴落が起きたとしても、資金には余裕があるので1回50万円で続行すれば良いだけです。

日本株は、毎月10万円を積立するという「目標」はありますが、基本的にはスポット購入で予算を使い切る方が良いので、暴落時には柔軟にお買い得商品を仕入れる形にしたいと思います。

最後に…今、話題になっている金融商品について

僕は定期的にYOUTUBEで金融商品に関する情報を仕入れるようにしています。

その中で、よく耳にする金融商品がいくつかあります。

  • レバナス
  • QYLDなどの「カバードコールETF」

まず、レバナスですが、下記の商品説明ページでまず概要を把握しておきます。

ついに登場!! 楽天レバレッジNASDAQ-100(愛称:レバナス):楽天証券
「楽天レバレッジNASDAQ-100 愛称:レバナス」の誕生です!!その投資魅力を、たっぷりお届けいたします。

商品名から何となくNASDAQ-100指数の「2倍」のリスク&リターンのある商品なのかな?と思えますが、実際は違います。

「2倍」になるのは「日々の値動き」であり、例えば今日NASDAQ-100指数が10%上昇した場合、レバナスでは20%の上昇をする(目指す)という事です。

逆に、10%下落した場合は20%下落するのですが、これが場合によっては「基準価格の逓減」という厄介な状況を引き起こします。

例えば元本(基準価格)を100として、これが5日間、10%の下落と上昇を交互に繰り返した(緩やかなレンジ下落相場とします。

1倍の方は「(100✕0.9⇨)90✕1.1⇨99✕0.9⇨89✕1.1⇨98✕0.9⇨88」となります。

2倍の方は「(100✕0.8⇨)80✕1.2⇨96✕0.8⇨77✕1.2⇨92✕0.8⇨74」となります。

5日後には1倍に比べて基準価格が小さくなりました。これが「基準価格の逓減」です。

レバナスはこのような性質から「長期的なレンジ相場では基準価格が減り続ける」というリスクを持っています。

レンジならまだマシで、例えばこれを掴んだ後に大暴落が来た場合を見てみましょう。

基準価格を100とし、初日に20%、以降10%ずつ暴落した場合です。

1倍であれば「(100✕0.8⇨)80✕0.9⇨72✕0.9⇨65✕0.9⇨58✕0.9⇨52」となります。

2倍になると「(100✕0.6⇨)60✕0.8⇨48✕0.8⇨38✕0.8⇨30✕0.8⇨24」となります。基準価格は実に半分以下まで落ちてしまいました。

さらに、ここから緩やかに下がり続けるレンジ相場が到来した場合、基準価格は少しずつゼロに近付いていきます。最悪の場合「早期償還」という強制ロスカットにも似た状況に追い込まれる可能性すらある訳です。(可能性は低いですが)

イエパパ
イエパパ

正直に言って、このリスクを知った上で「レバナスに全力」とやるのは勇気というか無謀に近い気がします。ただまぁ、上手くいけば莫大なリターンが得られ、FIREがグッと近付くので「欲しい」と思う気持ちは理解できます。

仮にレバナスに投資をする場合、投資方法は「一括」よりも「積立」が望ましいでしょう。上記のような性質がある以上、一括投資の直後に暴落が来ると元本を取り戻すだけでも相当な年月が必要になるためです。

毎日◯円といった少額で積立をしている人もいるようなので、僕もやるとしたらそんな感じかなぁ…と思いますね。

忘れた頃に「どうなったかな?」と思って見た時に、例え減っていても「まぁ…いいか」となるくらいの金額にしておきます。

イエパパ
イエパパ

月2万円✕12ヶ月✕5年=120万円くらいなら、まぁやってもいいかな〜?という感じです。もしこれで5年後に倍くらいになってたら最高だし、半分以下になってたら後は気絶・封印でしょうか。(運用残高が大きく減っていたら、怖くて損切しちゃうかも)

さて、お次はQYLD…と思いましたが、ちょっとレバナスの勉強で頭がアツアツになってしまったので、これは次回に回します。

また明日から地獄のリーマン生活。更新がしばらく滞るかもしれませんが、ここは僕の投資メモ帳でもあるので、また何かあれば更新します。

それでは、皆様もFIREに向かって頑張りましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました