「5%ルール」の強さを実感。次から「機械的に買う」ために「イエパパ流」のルールを決めます。

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アメリカ大統領選挙は、当初の予想通りにバイデンが優勢となっています。

トランプが裁判を起こして抵抗を試みていますが、色々と情報を見ている限り、このまま押し負けてバイデンになる可能性が高いのかな・・・という感じですね。

イエパパ
イエパパ

これは・・・チャンス到来か!?

と思ったのも束の間、S&P500は「どこ吹く風」で強気の上昇を続けています。

ほんの少し前に「一週間で5%以上の下落」があったのが嘘のように、元に戻ってしまいました。

イエパパ
イエパパ

もしかして、千載一遇の買い時を逃しちゃったのか?

なんて思ったりもしましたが、「こんな時は慌てて買わない」と決めた結果なので、特に後悔はしていなかったりします。

さて、ここから僕はどういう行動を起こしていくべきなのか、ちょっと考えてみます。

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年内に「買い時」が到来しなければ、ジュニアNISAは見送っても良い

単純な考えで行けば、バイデンが大統領になる(企業にとって不利な政策(増税)が強行される)株価が下がる、というビジョンが見えます。しかし、何故か今はS&P500が強気の上昇を見せています。

1〜2週間の乱高下で今後を占うのは早計ですし、今は単に「相場が気まぐれに動いているだけ」と思います。この先に大暴落が起こる可能性は「それなりに高い」というのが私の考えです。

とは言え、今年は残すところ2ヶ月を切っていますから、年内には「5%ルール」が適用されるような暴落がもう起きない可能性もあります。

そうなった時は、auカブコム証券のキャンペーン(50万円)分は機を見て投資を行うとしても、ジュニアNISAの方は見送った方が良いのかな・・・と思ったり。

駆け込むように160万円を一括投資して、その直後に大暴落が起きたら目も当てられませんしね。

イエッピ
イエッピ

今年を逃しても、俺達2人分でまだ480万円も枠が残るから、慌てて買う必要はないと思うな〜。

イエッポ
イエッポ

とは言え、160万円の非課税枠を全く使えないのは惜しい。

もっと早く口座開設して準備OKにしておけば、最近の「5%下落」の時に少しでも仕込めたと思うけど。

イエパパ
イエパパ

す、すんません・・・

「5%ルール」は「機械的に」適用していくべき

5%ルールとは、S&P500指数が一週間で5%以上下落した場合に、一括投資を行うというルールの事です。(詳しくは、提唱元である下記の動画をご参照下さい)

今回、大統領選挙の直前に「5%以上の下落」が起きました。(10月23日〜10月30日の間)

僕はここ最近、S&P500指数をこまめにチェックしていたので、この暴落には気付いてはいました。でも「もっと大暴落しそう」と思って、つい見送ってしまいました。

イエパパ
イエパパ

ぶっちゃけ、完全なる「準備不足」だったんだよね・・・

ジュニアNISAの口座開設は長男分が完了、次男分が書類の不備で未完了の状態でした。(ジュニアNISAの口座開設手続きは『僅かな不備』でも差し戻され、またしばらく時間がかかるので正直イライラしました)

さらに、長男分は入金をしていなかったので、即座に商品を買える状態でもありませんでした。

ちょうど、この週は仕事がかなり忙しかったのもあり、完全な準備不足の状態で「5%以上の下落」に対峙してしまった訳です。

予め、こういった状況を想定してルールを作っていれば・・・

利益が出る可能性が高い投資法なので、一般口座で買っても全く問題はありません。変にこだわらず、一般口座でも良いから多少なりとも買っておけば良かったのです。

イエパパ
イエパパ

さらなる暴落が怖ければ、僅かな利益が出た所で売ってしまっても良いしね。何もしないことが「THE・機会損失」って感じ。

5%ルールは、何も「超長期保有」を前提としなくても良いのです。

しばらく待って、大きく戻した時にすぐ売却してしまっても、数%以上のまとまった利益が出ます。積立投資とは性質が違うので、そこは臨機応変でも良いと思います。

もちろん、コロナショックのように「5%以上暴落した所から、さらに落ちていく」という状況もあります。短期的には「絶対に勝てる」という事はありません。

さらなる暴落をふまえて、「一括投資は一回につき○万円まで」というルールを作るべきでしょう。(実際に、提唱者の方も具体的なルールについて言及されています)

今回の僕の敗因は、こういった「詳細なルール」を何も決めておらず、ただ漠然と「大暴落が起きたら(適当に)買えば良い」という状態のまま放置していたことです。

イエパパ流「5%ルール」を考えてみた

先にご紹介した動画の中で、直近の20年間に「28回」の「5%以上下落」があった事がわかります。

これを10年スパンで考えると「10年で14回」という「割と具体的な数字」が出てきます。要するに、現在の積立投資に加えて「14回✕○万円」という一括投資を追加でやっていくという事になり、必要な金額が計算しやすくなります。

イエパパ
イエパパ

例えば、ジュニアNISAの枠(80万円✕2人分)を一括投資1回分の金額とすると、160万円✕14回=2,240万円が必要という事になるね。

イエママ
イエママ

ちょ〜っと待った!

そんなお金、どこから持ってくる気!?

イエパパ
イエパパ

確かに・・・半分の1,120万円でもかなり辛い気がする。

副業収入もすぐには作れないし、ちょっと非現実的かなぁ。

僕は年間で、日本の高配当個別株に120万円、米国の高配当株ETFに120万円、米国S&P500に連動するインデックス投信に40万円(積立NISA)と、合計280万円もの積立投資を計画しています。

10年間で3,000万円近い積立額になりますから、この他に一括投資に回せる余剰資金がどれくらい残るのか・・・これを計算しないことには「1回分の金額」を考えることは出来ません。

そこで、かなりザックリとしたシミュレーションをしてみました。

結果、10年間で一括投資に回せそうな現金の総額は「約800万円」という事が分かりました。(エクセルで表を作って計算しましたが、ザックリ過ぎて怪しいので非公開でw)

上記の金額には、配当収入は含めていません。これについては、計画通りの収入が得られるとしても、生活防衛資金(年間の固定支出✕2年分=400万円くらい)の確保という意味でもアテにしない事にしました。

800万円を14回に分割すると、1回当たりの金額は約57万円になります。

ルール化するに当たっては(14回を超える頻度で暴落が起こる可能性もあるので)「1回当たりの金額は50万円」と決めた方が分かりやすいですね。

イエパパ
イエパパ

1回当たり50万円なら、リーマンショック級の「暴落スパイラル」が起きても何とかやっていけそうかな。

余談:ジュニアNISAの枠は「買い替え」で使うのも一つの手

ジュニアNISAについて、僕がどうしても「不便だなぁ」と思うポイントは「(非課税では)分配金を引き出すことが出来ない」という点です。

※紛らわしいのは、よくジュニアNISAを説明しているブログなどで「分配金は非課税で『受け取る』ことができる」という表現があり、それを「非課税で『引き出せる』」と勘違いしている方は結構いるんじゃないでしょうか。

要するに、ジュニアNISAの口座に分配金が非課税で「入ってくる」というだけの話であって、それを非課税で引き出すことは「できない」んです。(念のために補足すると『子供が満18歳になるまでは』ですが)

実際に「ジュニアNISAで個別株を買っている方のブログ」をいくつか拝見しましたが、「配当金が入った」という情報はあっても「引き出した」という情報はありませんでした。

※下記はSMBC日興証券さんのQ&Aです。ここまでハッキリ明示されているのは、私が調べた限りではここくらいで、これが無ければ勘違いしたまま高配当株を買う所でした。

QA:ジュニアNISA口座で保有する上場株式等の配当金だけ払い出すことはできますか?|ジュニアNISA(2023年まで)|SMBC日興証券 よくあるご質問 詳細

さて、それでは「ジュニアNISAで高配当株を買うメリットは無いのか?」というと、僕の場合は一定のメリットを享受する事は出来ます。

まずは、これまで積立してきた高配当株を「買い替え」するという方法です。

具体的には、今保有している高配当株を(ジュニアNISAの枠を超えない範囲で)売却し、ほぼ同時に(同じ銘柄を)ジュニアNISA口座で買い直す、という事をやります。

毎月の配当金を自由に引き出す事は出来ませんが、セミリタイアするまでは引き出す理由もありません。最低でも、7年〜10年は非課税で配当金を受け取れますし、値上がり益があればそれも非課税に出来ます。

セミリタイアのタイミングで暴落してしまっていても、副業や労働による収入がそこそこあれば、無理に引き出さずに非課税で配当金を貯め続けていけばOKです。

4年間で最大640万円分の高配当株を購入するとして、配当金を3%とすると、年間192,000円⇨1ヶ月当たり16,000円の配当金になります。この金額なら、貯金などで補填することは十分に可能かなと思います。

逆に、含み益が大きく出ているような状態であれば、全額を引き出して(ジュニアNISAを終了して)一般口座で買い直せば、配当金を受け取れるようになります。

理論派の投資家
理論派の投資家

いやいや、どうせ引き出さないんだったら、より値上がり益が期待できて複利の効果も大きい「インデックス投資信託」の方が良くない?

出口戦略は「年に4%ずつ取り崩す」という有名な方法があるよね。

イエパパ
イエパパ

確かに、理屈で言えばそうなんですよね。

でも、一番大事な「セミリタイア後」に暴落が起きた場合、4%すら取り崩せない気がします。インデックス投資信託は、利益確定のタイミングを何年・何十年という長いスパンで待てる場合の投資法だと思います。

僕が高配当株を「インデックス投資信託よりも好き」な理由として、「こまめな利益確定を、自動でやってくれる」というポイントがあります。

インデックス投資信託は、過去を振り返れば確かに「複利を活かせる最強の投資法」ですが、この先10年〜20年も同じ事が起きるとは限りません。

実際に「高配当株の方が有利な時期」も過去にはありましたし、僕にとっては「利益が一切出ないまま、何年も我慢し続ける」のはハードルが高いです。

その点、高配当株であれば、再浮上するまでに投資元本の何割かは回収出来ます。また、配当金さえ減らなければ、再浮上を待つ間も安心して保有を続けられるかなと思います。

※結局の所、高配当株もインデックス投資信託も「状況によって有利・不利が変わる」と思うので、僕の場合は「高配当株の方が有利(と思われる)状況が多い」というお話です。

加えて、ジュニアNISAを本来の主目的である「学費として使いたい」という場合でも、インデックス投資信託より高配当株の方が「暴落の時期に得られる金額」が大きくなります。(年4%なら、15年で60%もの配当金が入っているはずです)

長々と書きましたが、もし年内に暴落が起きなかった場合は、保有している資産の中から「買い替え」を行い、残った部分は見送るか、未だに株価が回復していない「SPYD」や「VYM」を安値で買えるよう狙う感じになるかな・・・と思います。

今は為替が円高傾向で推移しており、1ドル103円が見えています。もしこれが、仮に100円を割るような展開になれば、株価が暴落していなくても割安で買う事が出来ます。ここら辺は、もう少し考えてみる必要がありそうです。

イエパパ
イエパパ

今年は残すところ、あと2ヶ月を切りました。

「忙しい」を理由にせず、多少は無理をしてでも相場と向き合ってリターンを得られるようにしたい。

お正月までは、フルスロットルでも何とか保つと思います。

それでは、また!

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